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線虫モデル

Axon Regeneration Pathways Identified
by Systematic Genetic Screening in C. elegans

Neuron, 2011

神経軸索が損傷後ふたたび伸長するメカニズムを分子遺伝学的に説明する知見はほとんどない。研究グループは線虫機械受容ニューロンでのレーザー損傷モデルを用い軸索再生を制御する654の遺伝子をスクリーンした。
そこでこのグループは軸索再生を促進したり抑制したりする機能的なgene clusterをみつけた。
そのなかには、axon guidanceに影響をおよぼすことが知られているもの、membrane excitability (?), neurotransmission, synaptic vesicle endocytosisに関わるものなどが含まれていた。Arf Guanine nucletide Exchange Factor (GEF), EFA-6は軸索のregrowthを抑制する。
遺伝学とin vivo imagingを組み合わせて、EFA-6はmicrotubule dynamicsを介してregrowthを抑制することを示し、しかもこれはArfのGEF活性に依存しないことが明らかになった。
あらたに同定されたregrowth inhibitorの中で、EFA-6の機能欠損のみがDLK-1 kinase必要性 (?)を回避した。
このようなpathwayの同定によって、軸索損傷の反応や修復の遺伝学的な基礎の理解が深まるだろう。
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by 5-gekkostate-3 | 2011-11-30 21:08 | 論文

ハエHSPG

Cell Type-Specific Requirements for Heparan Sulfate Biosynthesis at the Drosophila Neuromuscular Junction: Effects on Synapse Function, Membrane Trafficking, and Mitochondrial Localization

The Journal of Neuroscience, 1 July 2009, 29(26): 8539-8550

Drosophilaを含むあらゆる種において、HSPGはneuromuscular synapseに蓄積している。
研究グループはheparan sulfate合成やsulfationをブロックするDrosophila変異体を用いることで、neuromuscular junctionにおけるHSPGの生理機能を明らかにした。
作出された変異体ではシナプスの生理学的・形態的異常が見られたことから、HSPGはpresynaptic・postsynaptic両方で機能することが示唆された(これらの異常は適切なtransgene発現によってレスキューされた)。
特に興味深かった点が、ミトコンドリア局在の異常、骨格筋におけるGolgiやER marker分布の異常、運動ニューロンにおける刺激依存的なendocytosisレベルの上昇である。
これらのデータから、HSPGの機能は細胞表面やmatrix環境に限ったものではなく、membrane trafficking やオルガネラ分布などの広範なcellular processにも及んでいることが考えられる。
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by 5-gekkostate-3 | 2011-11-28 13:42 | 論文

動物の社会性行動を研究中。実験の待ち時間に書きます。


by 5-gekkostate-3

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